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カメロンの戦い〜プロローグ〜

1861年に始まった、ヨーロッパの投資家への国債回収のため、内戦後のメキシコへ軍事介入した、イギリス・スペイン・フランスの合同軍の進軍は、現地人の抵抗に合うなど、予想外に難航していた。

翌年、イギリスとスペイン軍の撤退により、国債回収の一時的な駐留ではなく、もともとメキシコの地をアメリカへの足掛けにしようと考えていたナポレオン3世は、フランス軍をメキシコに留めて、軍事行動を継続した。

しかし、ゲリラによる激しい抵抗と疫病により、ナポレオン3世の部隊は苦しめられていた。

そんな中、援軍として、1863年2月に外人部隊がメキシコに遠征することになる。

この遠征により、現地に派兵されていた外人部隊の任務には、120Km に渡る輸送隊の警護と輸送経路の安全確保が含まれていた。

そしてこの時期、首都メキシコシティーに近いプエブラ(PUEBLA)の包囲を破るためこの地に駐留しているフランス軍は、物資の援助を必要としていた。

4月29日、港湾都市ベラクルスから現金と弾薬、資材を積みこんだ大輸送部隊がプエブラに向けて出発したのである。

この後、メキシコの地で誰が外人部隊の歴史に残る、この壮絶な戦闘が引き起こされると予想したであろうか・・・。

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