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外人部隊の携帯食・MREレーション
これが一人用携帯食一日分である。小型のダンボール箱に詰められ、ビニール袋で覆われている。
米軍のMREレーションのように軽いものではなく、一缶300グラムほどの缶詰が詰まっている。
ひとつのレーションのパック(箱)には二つの缶詰(ひとつが一食分)が入っており、これだけで600グラムになる。 一箱1キロほどのラーションを、3日分受領した場合、合計3キロのうち缶詰だけで1キロ800グラムもの重量になってしまうのだ。
暖めれば(あるいは暖めなくとも)水なしで食べられるというメリットはあるものの、この重量は、個人装備を自身で担いで移動する歩兵には気になる重さといっていいだろう。
だが、味の方は、さすがガストロノミー大国フランスといえるほどではないが、他国のものに比べれば格段にうまいという評判である。
このように箱の角からあけることが出来る。
ラーションには11数種類のメニューがあり、箱にする記された番号で、どのメニューが入っているか覚えやすくなっている。
また、イスラム教徒もいるため箱の表面には、すべての食品の内容物が記されている。製造期日と賞味期限から、約3年間保存可能なようである。
このように箱の中にはぎっしりと携帯食が詰まっている。