フランス外人部隊

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スペイン外人部隊

フランスの外人部隊を習って1920年に創設されたというスペイン外人部隊だが、1835年にフランスから譲渡された旧フランス外人部隊が最初のスペイン外人部隊だとも言える。

その後、お払い箱となりフランスに返されたフランス外人部隊だが、スペインの内乱中、外人部隊の活躍を眼の辺りにしたゲリラ軍のスペイン人でさえ、敵である外人部隊に志願するほど、その猛烈さが後世に伝えられているのは確かである。

そんな中で創設されたスペイン外人部隊も、フランスのそれと同じ特色を多く持つことになったのはいうまでもない。

部隊編成も歩兵だけでなく偵察大隊や工兵大隊など各兵科により分けられ、現在のフランス外人部隊の象徴が白い円筒状のケピ帽なら、スペイン外人部隊のそれは緑色のつば無し帽といった特色がある。

また、面白いところでは、パレードでの行進曲がフランス外人部隊では正規軍よりテンポが遅いのに対し、スペイン外人部隊の行進曲はテンポが速いといった相違反する違いもある。

スペイン軍でも精鋭として知られるこのスペイン外人部隊だが、1986年以降、非スペイン系の志願者は受け付けておらず、外人部隊として存続するものの、その中身はスペイン人部隊といえるものなのである。

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