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外人部隊音楽隊

外人部隊音楽隊(la Musique de la Legion etrangere)

約60名の外人部隊兵で編成される音楽団。(2006年3月現在 総勢55名: 仕官2名、下士官20名、33名の兵士)

外人部隊の交流大使として、毎年行われる、7月14日のシャンゼリゼ大通りでの軍事パレードをはじめ、フランス国内はもとより、各国のあらるゆ式典などで演奏活動を行っている。

軍事的な行事のみならず、一般の行事での演奏活動も頻繁に行っている。
ほかのフランス軍音楽隊に比べて、1分間に80(通常は120)のゆっくりした演奏テンポや、伝統的な服装などが特徴。

音楽隊の演奏は軍用行進曲だけでなく、クラシックや、ジャズ演奏まで行い、小規模編成で五重奏や金管八重奏までも行う。

楽隊への参加希望者には適正以外に以下の技能が考慮される :

ソルフェージュ(音譜唱法の一種)技能

吹奏楽器や打楽器の演奏能力

民間または軍隊内での管弦楽団(オーケストラ)演奏経験

音楽隊の外人部隊兵は、除隊後の道として、大学の音楽系コースへの進学も可能である。(MLE音楽院または各地の音楽学校)


○音楽隊の歴史

音楽隊は母体である外人部隊とともにその歴史を刻んできた。
1831年 音楽隊が編成

1860年頃、ウイレム(Wilhem)により外人部隊行進曲ル・ブダンが構成される。

1914年 フランスの宣戦布告により、音楽隊は歩兵連隊に結合される。
平和条約が締結され、音楽隊は再編成される。

吹奏楽団と交響管弦楽団として彼らの演奏は広がりを見せてゆく。
完璧なオーケストラとして形成され、このころは音楽隊にとって黄金時代であった。

1940年、音楽隊は解体され、彼らは再びその演奏楽器を銃器に変えなければならなかった。

1946年 新設されるが、 弦楽器は存在しなかった。

1962年 音楽隊はアルジェリアを後にし、第1連隊の在る、オバーニュ駐屯地に移動し、現在に至る。

1999年 フランス陸軍再編成にともなう政策の一環として、陸軍主要音楽隊としての称号を失い、100名以上いた演奏者は55名に減少された。

○所在地:
Musique de la Légion étrangère
Quartier Viénot BP 38
13.998 MARSEILLE ARMEES

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